オレンジ色のキミ〔完〕
あの日の放課後、あたしは篤に抱かれた。
最初から体は震えていたが、下半身に違和感を感じると余計に…怖くて震えた。

篤は冷たい目で言い放った。

「…絶望を味わえ…」

そこからはあまり覚えていない…









あれが昨日のことだなんて思えない…
ホントは夢だったではないのだろうか…?




ガタッ




あたしは硬直した。
隣の席から椅子の引きずる音が…



「おぉ、高木はよ~!」

…やっぱり…!!
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