オレンジ色のキミ〔完〕

「…やっと…やっと逢えた…」


「夏休みだ~!!」

辛いテストもなんとかクリアし、待ちに待った夏休み突入!!


先輩!!夏休みになりました!!
先輩はどう過ごしますか?



…あのー…

「何であんたがあたしの家にいるの?」
「まぁまぁ、気にしない気にしない」

夏休み入って数日後、何故か篤があたしの家に…

「実は…愛の告白をしに…」
「たしか二階に木刀あったな…」
「ごめんなさい」

全く。
上げたあたしもどうかと思うけど、上がったコイツもどうかと思うな…。

「で、何?」

すると篤は急に真面目な顔になった。

「おまえ今でも好きなの?先輩のこと」


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