魔女の小さな手の上で

暫くしティスカは顔の赤みも引き椅子に腰掛けた。

「すまない突然名前を呼んで少し馴れ馴れしかったな」

「い、いえ!久しぶりに名前を呼んでもらえて………その」

何故かもじもじと下を向くティスカ


「嬉しいです」

「…………」

顔を再び赤くし此方に顔を向けてそう言ってくれるティスカ が可愛い


「おいおいアスターも赤くしてんじゃないよ」

とシュシュがチャチャを入れ我に帰る。

「これからもティスカと呼んでも大丈夫だろうか?」

「ぜ、是非」


にこりと微笑むティスカに心臓が一瞬震えた。

「もう遅いですし寝ましょう」

「ではベッドはティスカが」

「小さいかもしれませんが怪我人のアスターさんが使ってください」

「しかし」

そう言うがなぜかあんなに寝たのに再び眠気に襲われベッドに沈んでいった。



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