アラフォーだって、結婚したい! ~だって、女だもん~
「キモい……。」


用をたして、引き攣った顔を戻し、トイレを出ると、何故か宮田さんがいた。


「宮田さんもトイレですか?」


「いえ。あなたに用事が有って。」


そう言って、スーツの内ポケットから何やら取り出した。


「これを。」


「名刺…ですか?」

渡された名刺を見ると、携帯番号とアドが書いてあった。


「連絡くれると、嬉しいです。」


少し、照れた顔で微笑んだ。



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