アラフォーだって、結婚したい! ~だって、女だもん~
「いえ…。
私も来たばかりなんです。気にしないで下さいね。」


心臓が『ギブ!ギブ!!』と言い出すんじゃないかという位、バコン、バコンと動いてる。


でも、長年秘書という仕事をやっているから、そんな時でも笑顔を出せる。




『緊張を、してても忘れぬ、笑顔かな』(矢口 紗枝…心の俳句)



「今日の矢口さん、いつもと雰囲気違うんですね。
最初、分からなかったです。」


「似合い…ませんか?」


「凄く似合ってます。いつもは、バシッとスーツを着こなしてて格好いいですけど、今日は可愛い…です。」


鼻の頭をかきながら、耳を真っ赤にして俯く宮田さん。



ズキュ~~~ン!!


恋のライフルで、撃ち抜かれた……。



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