アラフォーだって、結婚したい! ~だって、女だもん~
カレカノ・デビュー

嫉妬。

「すみません……。車の時、ウッスラ男性の声聞こえてきて、それから気になってて…。
すみません、ホントに……。
忘れて下さい!」


宮田さんのテンパる姿を、初めて見た。

漫画で見るみたいな『あわわわわ』……

まさに、その姿。


さっきクールなコメントしたばかりなのに、慌てふためくそのギャプが、また私の心を奪った。


「あの…実は私、宮田さんとこうなる少し前に、断りきれなかったとはいえ、お見合いしたんです。
電話は、その方からでして…。

今度の日曜日、返事するつもりです。」

「断るんですよね?」


「はい…。」


「良かったぁ~。」

フニャフニャっと崩れながら、私を抱きしめた。



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