アラフォーだって、結婚したい! ~だって、女だもん~
「こんにちは、矢口さん。これ、うちの近くのケーキ屋さんで買って来たんです。」


うわっ!!此処のケーキ屋さん、美味しいって、めちゃ有名なとこじゃない?

箱を見るだけで、顔の筋肉が一気に緩んだ。


「散らかってますけど、どうぞ?」


身体を廻る血液が、頭のてっぺんに集中した気がした。


「矢口さん、おかえり……。」


そう言って、宮田さんに抱きしめられた。


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