アラフォーだって、結婚したい! ~だって、女だもん~



まさか……。




一歩、一歩玄関に向かって歩く。


『矢口さん…?
もしもし…?』


耳から離した携帯から小さな宮田さんの声が聞こえていた。




ガチャン……。




ロックを外し、そぉ~~っとドアを開けた。


ちょっとずつ見えてくる宮田さんの形に胸が高鳴った。



「ただいま。矢口さん。誕生日おめでとうございます。」



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