アラフォーだって、結婚したい!
~だって、女だもん~
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『じゃあ、先に行きます。
朝ご飯ご馳走様でした。』
チュッ。
『行ってらっしゃい。』
「……さん?」
「矢口さんってば」
「はい!?」
頬をプクッと膨らませた飯星。
「ごめん、ごめん。どうしたの?」
「矢口さん、これから専務と『原鰭(ハラヒレ)商社に行くんじゃないんですか?
時間ヤバイですよ?」
腕時計を見ると、出発する時間の5分前。
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