アラフォーだって、結婚したい!
~だって、女だもん~
「荷物お届けに来ました。こちらにサインをお願いします。」
笑いを堪えて、顔の筋肉がヒクヒクしてる宅配のお兄さんを尻目に、サインを済ます。
「では、こちらをどうぞ。有難うございました。」
荷物を私に渡して、爽やかに去って行くが、肩が震えてる。絶対笑ってるし…。
「おかんからだ。何だろ?」
包み紙を丁寧に外して、中身を確認すると、封筒2つに、見覚えのある物体が……。
『紗枝ちゃんへ』
そう書かれた封筒の中から手紙を出した。
『紗枝ちゃんへ。
誕生日おめでとう。
前回のお見合いは、残念でした。
落ち込む紗枝ちゃんにプレゼント。
今度は、完璧なメンズよ。
寄り好みしてないで
いい加減に決めないと、お嫁に行けなくなるわよ?
ガンバッ!!
母より。』