アラフォーだって、結婚したい! ~だって、女だもん~
「まだ、少し早いし、僕のマンション寄って行きませんか?お茶飲んでいって下さい。」


帰りの車の中、運転中の宮田さんのお誘い。


「はい。じゃあ寄らせてもらいますね。」


やったぁ。


もう少しの間だけ、宮田さんと、ラブラブ出来るんだぁ。


助手席で一人、ニヘラニヘラと笑う私。

宮田さんの住むマンションに着いて、エレベーターで3Fへ。


「あのイルカ可愛かったですねぇ。」


「ですね。宮田さん、終始目をキラキラさせてましたもんね?」


「気付かれてましたか。
いや~お恥ずかしい。」


「宮田さんの部屋の前、誰かいますよ?」


「えっ!?」


私達の声に気付いたのか、その女の人がこっちを見た。


「お兄ちゃん。」


「美々(ミミ)!?」


< 218 / 327 >

この作品をシェア

pagetop