アラフォーだって、結婚したい!
~だって、女だもん~
「……さん?矢口さん?」
私の目の前で、手をフリフリしてる飯星がいた。
「へあ…?」
「どうしたんですか?矢口さん。
心、ここに有らずって感じですよ?
ダーリンと喧嘩したんですか?」
「まさか!ラブラブな私達に限ってそんな!」
慌てて書類を取って目を通す。
「ですよねぇ~。
交際一ヶ月位で、彼女の誕生日に、テファニーの指輪贈る位の気合いの入れ様ですもんね。
じゃあ何ですか?
逆さまの書類を読む程動揺する理由は…?」
逆さま!?
見ると、見事に書類が逆さまだった。
ハズッ!!