アラフォーだって、結婚したい! ~だって、女だもん~
「ぷっ…。
矢口さん、面白い方ですね。
笑ってすみません」

「いえ……。」


全身に有る総ての毛穴から、汗が噴き出すのが分かる。


顔、絶対に茹でダコだよぉ……。


両手で顔を隠すと、宮田さんが、私の肩に手を置いて


「大丈夫ですか?
そういう矢口さん、可愛いと思います」

そう言ってくれたんだ。


さすが、有能秘書だ。


慰め方も完璧だ。


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