年下騎士
いつものつまらない委員会が終わり、人が少なくなった委員会室の一角に、数名の男子達が集まっていた。



「…、あの姉御肌が良いよなー」

「お姉様!俺、ついていきます!色々教えて下さいーみたいな?」
「そうそう!たまんないなー」



何やってんだ?
話の内容的には女の話だよな…
どうでもいいか。



俺は女にも興味ない。
皆、表の俺しか知らない。
告白してくるやつらも、表の俺が好きなんだ。



だから、そんな会話をBGM代わりとして俺はボーッと外を眺めることにした。
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