年下騎士
「香…おはよう」

「あっ、千夏!おはよー!」



香には一番に言いたい。
教室に着いた私は、斜め前の席にいた香に相談することにした。



「香、今日さ、相談したいことがあって……」

「海斗の事かな?良いよ。
あ、でも、男心は有先輩が一番わかるから!今日は有先輩も一緒に。」

「うん。ありがとう。」

私が返事すると、香は携帯で何かをし始めた。
多分、有先輩にメールをするのだろう。

香は私の心が分かるのかな?
香は凄い。本当に羨ましいな



「完了っと。じゃあ、放課後にいつものカフェで話そっか!」

「了解。ありがとう!」


香、本当にありがとう!



――――――――――――放課後。



カラン…

「いらっしゃいませー」


私は、香と有先輩と一緒に、いきつけのカフェに入った。
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