年下騎士
家を出ると、


「あらぁ、千夏ちゃん。朝早く嬉しそうな顔ねぇ」

「千夏ちゃん、今日は元気いっぱいねぇ」


歩いてくごとに、近所のおばさんたちに話しかけられる。

皆が私の決意を後押ししてくれるような気分で、
思わずスキップしちゃった


「♪♪♪」



あ…もう着いちゃった。
スキップだとやっぱり早いなぁ。

周りに誰もいなかったからスキップ姿は見られなかった…と思う。


学校の靴箱に向かう。

「誰もいない…」

流石に早かった…
無人の靴箱に靴をいれて、一年生の靴箱に向かう私。



「住吉 海斗…………………あった。」


ピンクの手紙。
私が昨日海斗君宛に書いたもの。


「放課後…待っててね?」


私はそう呟いて海斗君の靴箱に手紙を入れた。
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