年下騎士
「あの時はごめんなさい。反省してる。
でも、好きにはなれない。ごめんね。」



あの時は、本当に悪かったと思うし、ちゃんと謝りたかった。


でも、


「今更遅ぇんだよ!!」


「痛!!!」


痛みが走った。手首を見ると……………




ロープで縛られていた。


まさか…

「……なにするつもり?」


私は涙目になりながらも強気で答えた。



ジリジリと男の子達が私に近づいてくる。



やだ!!!!


「なにするって??

償いに良いことしよっか。そうしたら許してあげるよ。」


ニヤニヤと男の子達が笑いだす。
手が不自由な私は、抵抗が出来ない。

どんどん逃げ場が無くなり、ついには



「あれ~??千夏ちゃん。逃げ場が無くなっちゃった?」


!!


背中には壁。

これはもう…


「………助けてー!!!!!!!!!」
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