年下騎士
えへへ………でも、幸せ……



多分、私達のまわりには、キラキラとか花とかがオーラみたいに出ていたと思う。


そんな、幸せオーラの中、不似合いな言葉が出た。



「ふぅん?海斗君、
幸せなオーラを出しているところで悪いんだけどさ、私の立場が無いから……………

とりあえず、リビングに来ようか…?」


「あ、早苗さん…すみません。」



リビングから出てすぐの廊下で仁王立ちしていたお姉ちゃん。
凄く…偉そう…


お姉ちゃんに気付いた海斗は、ペコリと頭を下げて玄関に入り、
リビングへ入ったお姉ちゃんに続いてリビングに入った。


玄関の鍵を閉めて私もリビングへと向かった。



「あらぁ、海斗君いらっしゃい!」

「おばさま、早苗さんお久しぶりです。」
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