不安定幻想曲


「おはようカイ君」


「おう、おはよう支倉」


「ソラちゃんもおはよう」

「…………………」



返事がは聞こえないがちょこんと頭を下げるのが見えた。




ソラが喋らないのはいつものことなので誰も気にしはしない。





「おはよう黒峰。今日はソラちゃんも学校に行くんだ?」



そういって託都は珍しく制服姿のソラに目をやった。




その視線から逃れるかの様にソラはカイの背後へ体をずらした。





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