お隣さんのSweetな王子はBlackな王子

「お前、バカだろ。」

「なっ!?意味わかんないんですけど!!」

「そのまんまの意味だ、バカ子。」

「バ…バカ子って変なあだ名をつけないで下さいっ!?」

「プッ…」

「だから笑わないで下さい!!」

なんだこの会話…。
この会話こそ意味不明だし。
まぁ、顔が離れたからよかったけど。

って…ファーストキスの事件については忘れている。
あぁ、でも思い出すだけで恥ずかしすぎるし…
思い出したくもないくらい…ムカついてくる。

「あ…そうえば」

あの後、私どうなったんだろ…。
この悪魔に殴られて…んで今、保健室に。
なんで?
それに…今は教室にいるべき時間では!?
あれ!?なんか色々ヤバくない!?

「あぁ。相当ヤバいと思う。」

「え?」

「お前、今のは…独り言か?」

「あれ?今、私喋ってた?」

「あぁ。」

「一応、心の声なんだけど…」

「だだもれ…だったぞ。」

嘘だ~(T□T;)!!

ギャ~、むっちゃ恥ずかしい!!
むっちゃくちゃ恥ずかしい(//A//)

「ブフッ…」


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