お隣さんのSweetな王子はBlackな王子
「…二階…部屋にもある。」
布団と、学校の諸々たちと、服が入ったダンボール2個…
「…にしても、少なすぎないか?」
え…どこが?
「テレビとかないし…」
だって、みないもん。
「もっと、こう、服とかCDとか…」
だから、服は春夏と秋冬に分けてダンボールを2個も使ってて、それは向こうにあって。
CDは…iPodに入れちゃえば…。
CD自体は…だいたい、10枚あったか、ないか…ぐらいだし。
と、心の中でぶつぶつ思っていると、
王子は布団が敷いてあるであろうと思う二階の部屋につながる階段をチラッとみた。
そして…
私を…
おぶった。