お隣さんのSweetな王子はBlackな王子
俺様クッキング☆
「…っしゃ」
思わず声に出してしまう喜び。
少し熱があると少しは素直だ。
ちくしょー。
「…かわいい」
藍の頬にキスをしたが、そこまで嫌がられたとは思っていない。
少しは俺に馴れたかな。
昨日会ったばっかだけど、俺はやっぱり…
藍が好きなんだと改めて思う。
今まで色んな女に会ってきたし、何人か付き合った事もある。
でも、こんな事は一度もなかった。
俺が、俺自身が、
会いたい、手をつなぎない、抱きしめたい、キスをしたい…
なんて思った事がない。
何より、一緒にいたいと思える女に会ったことが初めてだ。
アイツだけ。藍にしか思ったことない。
だから、今日みたいな事…、
藍に負担がかかるようなことは…、
もう、させない。
そう決意した俺は、とりあえず…
「めし。」
クッキングとやらだ。