お隣さんのSweetな王子はBlackな王子
「あっ。」

そこで思い出す。


「な…なんですか?」

たじろぐ藍には申し訳ないが、

「火、弱火で点けっぱなんだけど…大丈夫かな?」
ちょっと照れ笑いしながら聞く俺。

「…。」
沈黙する藍。



「早く消してくださいっ!!」


「…ラジャー。」





そそくさと1階へ鍋のふたを開け、中をかき混ぜ、焦げた形跡がないことを確認。

最後にさっき探し当てたスプーンで一口だけ味見。
うん。味付けも完璧。

流石、俺。


そんなこんなで…
藍の相手もそこそこで、特に何事もなく、

無事に俺の特製お粥は完成した。





ちなみに…
コンロの火は弱火だった。


流石、俺。
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