お隣さんのSweetな王子はBlackな王子
「熱い。ちゃんとフーフーしてから食わせろ。」

ムスッとする王子。

「御自分でどうぞ。」

微笑む私。

「お前がやるから意味あんだよ。」

私の鼻をつまむ王子。

顔、近い…

「わ…私には意味がありません。」

正直今ドキドキしてる。

でも、そこを、
なんとか恥ずかしさを抑え、
ちょっとだけ鼻づまりしたような声で答える私。


「…お前、なんか免疫ついてきた?」

「ん…?どんな免疫ですか?」

キョトン顔の私に、何やら一瞬笑ったようにみえ…

「じゃ、今度俺な。あ~ん…」


と、言った。






完璧に流されたよね…。

絶対、答えない気だ。
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