最高級の召使
私の髪の毛を優しく撫ぜた。


心臓の音が聞こえそう



必死に寝たふり



その時倉之助が
私の耳たぶを優しく噛んだ。



「あん……」

思いがけない攻撃に
思いっきり反応してしまった。



「悪い子ですね。
寝たふりなんかして…」



ばつがわるかった。



「ごめんなさい。
昨日の夢の続きを・・・
倉之助に会いたかったの。」



「お食事の時間です。
今朝は交通状態も悪いですから
早めに登校したほうがいいですよ。」



いぢわる・・・・
いつもの倉之助・・・



< 113 / 401 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop