最高級の召使
大人の階段
私はインドア系だから
あまり外での遊び方を知らない。


でも憧れでいつか行ってみたい
お店を一生懸命思い出す。



「あの雑誌で見たお店ってどこだったかな。」


倉之助はにっこり笑って
私を見つめる。


「あ~~思い出せない。
せっかく一緒にいられるのに…」



あせる私…



「一緒にいられれば
どこでもいいですよね?」



「うん。」


「じゃあ、落ち着いて
少し歩きながらいいお店があったら
入ればいいでしょ?」


恥ずかしくなった。
倉之助はいつでも大人・・・・
私はやっぱりガキ・・・



手をぎゅっと握った。
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