最高級の召使
嫉妬と愛
病院の外に出て携帯の電源を
つけたら、すぐに着信音が鳴る。



天気が荒れてきていた。
外は真っ暗になっていた。


「もしもし・・・」




「あ…やっとつながった!!
楓さま!!何をしてるんですか!?」
語気を強めた
倉之助が大声で怒鳴った。


「学校を早退したって
今どこにいるんですか!?
何時だと思ってるんですか!?
心配してたのですよ。」



「・・・・・」



「楓さま!?
迎えに行きますから。」


「ひとりで帰るし・・・」


「雪もひどくなってきました。
どこですか?」


「いいって!!
みんな一人で歩いてる。」



「こんな天気なのに
何を考えているんですか?」



「切るから。」



突然突風が私をつき飛ばした。



「キャ~~~」


転倒した。


「も~~~~イタ…」
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