最高級の召使
倉之助に強く抱きしめられた。


「こんな気持ち初めてなの。
どうしたらいいの?
好きで好きで仕方がないの。」


心の中の言葉を
倉之助にぶつけていた。



「俺は大人だけど・・・・
男なんだよ・・・・・」




「わかんないよ・・・
言ってる意味が……」



「いいな・・・・
自分の気持ちを素直に出せたら
どんなに楽なんだろう。」




倉之助の言葉が
胸に響いた。









外は猛吹雪になっていた。
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