最高級の召使
コンコン


倉之助がミルクを持ってきてくれた。


「今日どうして朝いなかったの?」



「すみません、ご迷惑かけて。
知人を送って行ったもので。」


「知人?どこに?」


倉之助が笑った。

「なんだか取調みたいですね。」


「答えて。私より大事なの?」 


「う…厳しい質問ですね。
知人も大事です。
もちろん楓さまも。」


「同じくらいなの?
私の方が大事じゃなかったの?」


「え?」


「ローサさんが来たんでしょ。」


「どうしてそれを?」

完全に困惑している
倉之助に緊張する・
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