最高級の召使
ネットでニュースを見ていたら
倉之助の姿が見えなくなった。


私はリビングを出て
倉之助の姿を捜す。


「倉之助は?」


「さぁ?さっきまで玄関先の
除雪をしていたようですが?」

メイドが言った。


「あんがと。」


私は倉之助を捜しに玄関を開けた。


「あら?いないし。」

でもスコップが置きっぱなしだった。


倉之助の足跡



たどりながら門柱の見えるところまで
出た時


倉之助は
女の人と一緒に立っていた。


耳をすますと
心臓の音と悪寒は激しくなった。
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