最高級の召使
10時を回っていた。


もう屋敷には倉之助はいない
私は部屋を出て
リビングに行くと


テーブルにおにぎりが置いてあった。



私の仕事が暇でした。
明日は忙しくさせてくださいね。

 料理長より


ありがと・・・
私はおにぎりを頬張った。


お腹は正直だ。
私の心とおんなじ……



ソファーに寝転んだ。


「もう・・・・やだ・・・・・」



涙はあんなに泣いても
あふれる。



「つらい・・・・つらい・・・・・」


足をばたつかせて
ガキのように声を出して泣いた。
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