最高級の召使
私は自分の胸を叩く。


負けない
絶対に負けない


倉之助のとろけるよなキスは
絶対に本物だもん。



昨日だって
私は甘いキスの嵐の中にいた。



病室に戻ろうとした瞬間


要之助とローサが出てきた。




黒いピッタリと体に巻きつくセータ
大きな胸とくびれたウエスト
黒いパンツは長い足の美しさを
目立たせる。
高いヒールのブーツに
シルバーのストール


まるでパリコレのモデルが
現れたようで私は後ずさりした。



勝ち目がない


要之助に言われた通り


ローサは妖しい魅力に満ちていた。

抱いてみたい


女だって思えるほどのセクシーさ
型物のじぃまで
介護士さんに言われるくらいだから
倉之助だって
そう思ってるはず。
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