最高級の召使
倉之助が立っていた。



無言で皿をもちあげた。



「かたづけて。」


メイドに言う。


「え?あ・・・はい。」


慌ててメイドが食卓を片づけてしまった。




「何すんのよ。」


「食べる気がないようですね。」


「食べてるじゃん?
なんなの?」



倉之助が最後のコップを持ち上げる。



「何なの、えらそうに。
人の食欲に文句言わないでよ。
召使のくせに。
だまって主人に使えればいいのよ。
あんたはうるさいのよ。
召使の分際でえらそーにすんな」



ナプキンを
倉之助に投げつけた。



「いいかげんにしなさい!!」



倉之助にどなりつけられた。



「うるさい!!
あんたなんか大嫌い!!」



サイテー
情けない姿に
また部屋に逃げ込んだ。
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