最高級の召使
要之助を呼び出した。



「聞きたいんだけど。」


「ローサのことか?
もう兄貴とは終わったんだろ?」



「終わった?
私の心はそんな簡単に変わらない。」



「もうさ、諦めてまじに……
今ローサは幸せそうなんだ。」



「倉之助と付き合ってるの?」



「付き合ってる?
結婚するよ、きっと・・・」




頭をなぐられた衝撃が私を襲う。



「結婚って・・・・?」



「ローサを幸せにするんだ。」

要之助の顔が一瞬つらそうに見えた。



「要之助は、ローサを愛してるのね?」


一瞬驚いた顔で
私を見つめた。
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