最高級の召使
「少なくても
治ったなんてとこ今は感じられない。
悪くなってるとしか思えない。」




ローサが入院してると聞いた。


「兄貴もローサもあまり病気を語らない。
ただローサの苦しむ様子は
普通じゃないから・・・・・・」



私はローサが
簡単な病気じゃないことを予感した。



いつものように
倉之助が笑顔で迎えてくれた。



「おかえりなさいませ。」




「ただいま。」



事務的な挨拶をもう何か月続けてる?
目を合わせないように
お互いに張りつめている。



キスしたいよ・・・





封印していた心があふれ出す。
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