最高級の召使
ローサの両親は飛んできた。



そしてありあまる金を
病院に払って



「助かるならなんでもしてくれ
足りなかったら
いくらでも出す。
しかし、条件がある。
別れてくれ。」


その条件をのむことしか
今のローサを助けられなかった。


俺は自分とヨウの生活に追われて
ローサの治療費まで
手が回らなかった・・・



「別れるとおまえから言え。
それも娘が未練を残さないように。
落ち着いたら、国に連れて帰る。」


ローサの父親の
残酷な言葉に俺はなすすべもなかった。
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