最高級の召使
いつものように
ローサに会いに行く・・・・



病室は父親の財力で器具に囲まれた個室に変わっていた。


しょせん金か・・・・
金がないって無力だな。



思い知らされた。


「ローサ?」


いつものように消毒をして
病院着を着て病室に入った。



「ね、どうしてこんなすごい個室に?」


「ローサが美しいからか?」


まだ両親のことは
話していなかった。


「ごめんね、
私あなたに迷惑ばっかかけて。」



「そんなことないよ。」



ローサは日に日に弱ってきていた。



治療費さえあれば
生きられるんだ。
希望があるんだ・・・・・
美しい ローサを失いたくない・・・・



俺は大きく息を吸って
一気に出した。


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