最高級の召使
「いついなくなるの?」


「もう少し先…です。」


「だからいつ?」



「まだ決めていません。」



「じゃ、まだ少し時間があるのね。」
私はほっとした。


「まだ、話したいこと
たくさんあるもん……
まだキス一杯したいもん……」


私は倉之介の手をにぎりしめた。



「そうですね。
私もまだ一緒にいたいです。
まだ愛を語りつくせない。」



「ほんと?
私のこと一杯愛してる?」



「はい。
それはもう~一杯です。」


笑った。



< 224 / 401 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop