最高級の召使
体中を這う唇や舌

そして私を呼ぶ声が

完全に倉之助に変っていた。


「どんな気持ち?」
倉之助が聞く・・・・・


「ずっとこうしてほしかった。」
喘ぎながら必死に
答える。


「我慢させてごめんね。
これからは毎日たっぷり愛してあげるから。」


私は返事をする代わりに
激しく喘ぐ・・・・・


そして激痛が走った。
一瞬動きを止めた倉之助が
迷ってるようだったから


「来て!!」
と自分から倉之助を思いっきり引き寄せる。


何かが
パチーンとはじけた気がした。


涙が流れる・・・・
私の価値が下がった。

それは自分の運命への挑戦状でもあった。
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