最高級の召使
「俺これからも・・・・
倉之助になってやるよ?」



私は首を振った。



「大丈夫。
もう……一人で生きていくから。
中野ももう一回
彼女と話てみたら?
後悔しないようにね?」



中野が私の手をとった。




「おまえ、自信持てよ。
いい女だって俺は思うから。
そんな浮ついた格好の
似合う女じゃないからさ。」



「これは私の人生の反抗なんだけど?」



「もったいない。
頑張って生きないと……
きっといいことあるよ。」



「そうかしら……」


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