最高級の召使
おとしたコーヒを
床にぶちまけた時
手をやけどした。


料理長が飛んできて
私の手を
すぐに冷水で冷やした。



運転手を手配しすぐに
病院に連れて行こうと言ったけど



「いい!!冷やしたら
 治るから!!」



冷水で感覚の無くなる手を見ながら
私は涙が止まらない。



「死んだほうがいいっしょ・・・・
こんなつまんない人生…」

ひとりごとを
ブツブツつぶやいた。


つぶやかないわけには
いかないくらい私の心は
怒りで収まらなかった。




私って何なんだろう・・・・・
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