最高級の召使
戻ってこないはずだった
私の部屋は
何も変わってない
あの日のままだけど


掃除はしてくれたのね


ベットカバーがかわいい色に
変わっていた。



「あ・・・」


私は慌てて机の上に
おいて行った
ノートを確認した。


ノートはあの日のまま
机の上においたままだった。



「よかった~
誰も見てない・・・・」


ノートをめくった。


倉之助に会いたい
倉之助に会いたい



すべてのページがその文字で
埋まっていた。

「ウフフ…暗いね~」
自分のことながら笑ってしまった。
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