最高級の召使
キッチンからコップのぶつかる音が
近づいてきた。


もう…
おなかペコペコ・・・・




「おなかすいたよ~
早くたべよう~」


私は目の前にある
大好物に目が釘付けだった。



あの日、リクエストした
ラムの香草焼


あの夜は胸が一杯だったから。




今日は心から楽しめる。



コップが置かれた。



ワインをついでくれた。



「あれ?みんなはまだ・・・・?」



私はワインの先を見上げた。

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