最高級の召使
「少し走りましょうか」


「え?はしんの?
かったるいもん。」



「思ったより時間かかってしまって
急ぎましょう。」



「走れない
つかれんのやだし、」



「早く行きますよ。」


倉之助は走り出した。



「ちょ…ちょっとあんた…」


慌てて私も走り出した



なんか倉之助におどらされてる
自分がいた。


何度も振り向き
私に笑顔を見せる。



胸がキュンキュン




バカだ私
あんなムカつく


おじさんなのに・・・・



私を振り返って笑う。


わざとに無視してやる。
でも胸はドキドキしてる。


きっと走ってるからだもん
絶対違うし!!


倉之助の背中を追った。













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