最高級の召使
あともう少しあと30分
倉之助が早く来てくれてたら


何かが違ってた?




メイドが目配せをして
扉の外に出て言った。



倉之助・・・・・



倉之助・・・・・




「楓~~こっちにいらっしゃいよ。」



母の能天気な声がした。



父が井上と談笑している。




「井上くんは、才能に満ち溢れてる。」


井上のご機嫌を必死にとっている。
気高い父が・・・・・
井上に弱みを握られたんだろう。



借金か・・・・・


メイドが入ってきた。
私はメイドを追ってキッチンに向かった。
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