最高級の召使
お誕生会・・・・・


テレビで見る人間がたくさんいた、


ステージに立って挨拶する
人たちは、知ってる顔の
おじさんたちだった。


井上って・・・・
いったい何者なの?



「楓、ちょっとトイレに行きましょう。」



母が私を連れ出した。



「もう帰りたいんだけど。」



「ちょっとそこで待ってて。」

母が会場に戻ったと同時に
井上が出てきた。




「疲れましたか?」


「別に。」







井上はまた私の手を取った。
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