最高級の召使
「明日、小田島さんお誕生日なんですって?」

メイドの一人が声をかけていた。


私は耳をダンボにした。


「そうなんだ~とうとう30歳だし…」


「そんなガッカリしなくても
大丈夫ですよ。
まだ若く見えるから~」


「ほんと?
参ったよ~」


「彼女とかお祝いしてくれるんですか?」



「まさか~
俺かわいそうな男なんだから。」



「信じられない~
絶対いそうですよ。」



「家にいるのは
むっさい顔した弟だけだよ。」



笑い声・・・・



明日誕生日なんだ!!
私は張り切る
< 80 / 401 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop