最高級の召使
「どうして?まだピンピンしてる。
隠居なんかしたら絶対
ボケるから!!」


「こら、楓…なんていうこと…」
母は心臓をおさえた。


「だって、じぃがいなくなったら私
一人ぼっちじゃない!!」


「楓さま・・・・
申し訳ございません。
わたくし、体の具合がよくないのです。」





「…年だから仕方ないでしょ?
疲れたら休んでいいから
今まで通りここにいて!!」





私は駄々っこのように
じぃにすがりついた。


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