最高級の召使
両親が事故で死んだ年
ローサの病気が発覚した。


よく事情がわからないうちに
祖父が来て
兄貴は仕事をやめた。
あれだけかっこいい仕事をしてたのに
俺の憧れだったのに
簡単にやめたんだ。


そして病気で入院してた
ローサに
日本に戻ると言って
捨てたんだ。


あんなに大事にしてたものを
ローサが病気だと知って
アイツは捨てた。
ローサが何度も電話してきても
俺に
『会えないと言ってくれ』と言い続けて
俺は、何も説明のないままニューヨークから
イギリスの楓の別宅に移された。


しばらく兄貴はその屋敷で
修行という名目で働きだした。
俺も有名な学校に転校させてくれて
楓の両親は俺らの後継人となって
面倒を見てくれた


ってわけだよ。
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