パールブルー
むにゃむにゃ…
うーん
どうなったんだっけ?
気絶してからずっと眠っていたらしい青歌は、起きて顔を真っ青にさせていた。
「ここどこ!?」
水色と白を基調とした広々とした部屋にいるのだけは確かだった。
家具には、宝石のような石が散りばめられどう見ても高そうな物ばかり置いてある。
左手にある大きな一枚の窓には、白いレースのカーテンがかけられその隙間から海の景色が広がっている。
うわぁ~
綺麗な部屋
まだ、寝ぼけているためその美しさに魅了されぽけーっと外を眺めていた。
「青歌様。起きましたか?」
ドアから現れたのは、さっきまで腹を立てていた相手。
忘れていたことをすっかり思い出し、ずんずんと男に近寄って行った。